消えた魔女を求めて ー東欧ルーマニアに息づく魔術と呪文ー
3,800円
※こちらはダウンロード商品です
317kietamajo.pdf
281KB
※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。
記載されているリンクから登録の上ご視聴ください。
アーカイブも同じリンクから視聴できます。
◆日時3月17日(日)20:00-22:00
「魔女」は「(witch)ヨーロッパの民間伝説にあらわれる妖女。悪魔と結託して、魔薬を用いたり呪法を行なったりして、人に害を与えるとされた。」と広辞苑にある。
このように、通常人が「魔女」と聞いてイメージするのは「ヨーロッパ」の民間伝承、あるいは映画やアニメ等フィクションの中の魔女である。しかし、ここでの「ヨーロッパ」がおおざっぱに「西ヨーロッパ」を指していることに注意したい。ヨーロッパは西と東に二分するだけでも歴史や宗教や言語が大きく異なり、「魔女という現象」も異なる形で現れるが、東の情報は少なく、日本人も西欧人もその実態を知らないのが現状である。
東側では伝統的な魔女が現代まで生き延びた。特にルーマニアは魔女大国として今も知られる。このルーマニアの地において古の呪文を研究する言語学者が、「魔女像」にメスを入れて魔女の本体をえぐり出すとともに、生きた呪文に言語学の世界から光を当て、さらに呪文の効果についても検証する。
<講師プロフィール>
角 悠介(すみ ゆうすけ)
1983年東京生まれ。言語学博士。ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長。神戸市外
国語大学客員研究員。専門学校アテネ・フランセ講師(ラテン語)。東京外国語大学オープンアカデミー講師(ロマ語)。「国際ロマ連盟」議会議員・日本代表。
ルーマニアで西洋古典学(ラテン語・古典ギリシア語)学士号・言語学博士号、ハンガリーで西洋古典学
修士号を取得。ルーマニア最大の国立大学であるバベシュ・ボヨイ大学の日本文化センター所長として在外公館と連携し日本とルーマニアの友好関係の発展に努める傍ら、東欧を中心にロマ民族(ジプシー)の言語ロマニ語のフィールドワークを行う。ブカレスト大学ロマニ語学科で教鞭を取った後、現在バベシュ・ボヨイ大学、東京外国語大学オープンアカデミーにてロマニ語講座を担当。ルーマニア文化省公認ロマニ語翻訳資格者。固有の国を持たないロマ民族の政治的中心機関である国連経済社会理事会(ECOSOC)
特別諮問機関「国際ロマ連盟(IRU)」にて日本代表を務め、ロマ民族最大の国際会議「世界ロマ大会」
にも議員として出席。言語を通じたロマ民族への貢献により欧州議会、国際ロマ連盟、ロマ文化団体から表彰・感謝状を受ける。
著書:『ロマニ・コード謎の民族「ロマ」をめぐる冒険』(夜間飛行) www.amazon.co.jp/dp/4906790399
『ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語』(白水社)www.amazon.co.jp/dp/4560089167など
X アカウント: https://twitter.com/ivsvce