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販売期間
2021/06/29 17:00 〜 2021/07/11 17:00
小林晋平×森田真生 「モノと遊ぶ、モノに学ぶ」
5,000円
※こちらはダウンロード商品です
0711mononi.pdf
699KB
販売終了しました
※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。
ご一読いただき、ガイドに記載されているリンクから受講登録をお願いいたします。
【日時】7月11日(日)14:00-17:00(途中10分程度の休憩を挟みます)
【参加費】5000円
(NOTHSTOREから決済をお願い致します。PDFファイルに受講登録のためのURLがございます)
講座はZoomウェビナーを使用して行います。
PC、タブレット、スマートフォン等から容易に受講でき、挙手、質問、テキストチャットのインタラクションが可能です。
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「 森田さんからのメッセージ 」
物質や光、あるいは時空そのものには、意識や生命はないと考えている人が多いと思います。しかし、意識や生命がないと考えられていた時代に、かつては細胞よりも小さかった宇宙が、1000億もの銀河を含み込む大きさにまで膨張していきました。人間、あるいは地上の生命など存在するはるか前から、この宇宙は圧倒的な創造性と生産性を発揮してきたのです。
科学が自然界についての様々な事実を明らかにしていくにしたがい、人間が万物の頂点にいるといった幻想はガラガラと崩れていきました。近年では、植物や微生物など、人間とは大きく異なる生き方をしている生き物たちにも、驚くべき知性があることがわかってきています。これからは、人間が、人間でないものたちからますます多くを学んでいく時代になっていくでしょう。
物理学者は、植物や微生物よりもさらにずっと前からこの世に存在するモノたちを統べる規則や秩序について研究してきました。小林さんの最新刊『宇宙の見え方が変わる物理学入門』(ベレ出版)を読んだときにも、このような物理学という営みの清々しさを体感する思いがしました。何より伝わってきたのは、自然現象そのものに小林さんが寄せる深い敬意です。人間の意識や、地上のほかのあらゆる生き物が誕生するはるか前から存在していた光や原子、あるいは時空そのものに小林さんはじっと耳を傾け、ここから何かを学びとろうとします。人間が物質を支配し、制圧するのではなく、人間よりも大先輩であるあらゆるモノから謙虚に学ぶ。これこそが「物理の考え方」なのだと、あらためてこの本を読みながら教えてもらいました。
僕たちは、人間よりもずっと前からこの宇宙に存在してきたモノたちから、何を学ぶことができるのでしょうか。物質や光は、この宇宙に遅れてやってきた人間である僕たちに、何を教えてくれるのでしょうか。
今回は小林さんにたくさんの質問を投げかけながら、とことん学び、考えてみたいと思います。