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「もどかしいままで書くための文章講座」第1回
10,000円
※こちらはダウンロード商品です
modokashi01.pdf
2.71MB
◆日時
4月30日(日)
14時-15時30分
質疑応答15時30分~16時
◆場所
浅草公会堂 第2集会室
東京都台東区浅草1-38-6
地下鉄浅草駅より徒歩5分
★全5回の講座で構成されています。
会場は浅草公会堂で開催します。期間は4月から8月までの5ヶ月間。
4月以降の予定は下記の通り。
5月14日午後 第3集会室
6月17日午後 第3集会室
7月23日午後 第2集会室
8月27日を予定
★全5回通しでお申し込みの際は5000円引きです。
5回通しのお申し込みは以下のリンクからお手続きください。
→https://noth.stores.jp/items/641ea01ff6dd2100311f4559
◆講座のテーマ
「うまく書けるようになりたい」。自分の考えをどうしたらちゃんと言葉にできるのだろうと悩んでいる人であれば、一度ならずとも抱く想いでしょう。世の中で行われている文章講座は、その期待に応えるために用意されていると思います。
これから始める私の講座は、その期待の半分くらいには応えるかもしれませんが、半分はスルーすると思います。なぜかと言えば、真剣に考えるがゆえにまず「うまくなりたい」というときの「うまく」とは何か?から考えていきたいからです。というのも、そういう問いかけ自体が文章を立ち上げる力になると思うからです。
たとえば料理ができないという人であれば、必要なのは、いきなり「うまくなる」コツを身につけようとすることではないはずです。とにかく実際に料理をしてみることでしょう。包丁を使うのだってままならないかもしれない。でも、最初はそれでいいのだと思います。うまくの出番はその後のことです。うまくなろうとする焦りが案外、上達を妨げる原因かもしれません。
焦慮の源である、向上を願う気持ちやなりたい姿といった欲望というのは、ある意味で無駄な肉で、それよりも基礎となる骨格を安定させることが大事だと思います。
この講座は5回で構成されていますが、回によっては対話に終始します。そうした過程を通じて自分の文章の構造をしっかりとさせていくことを目指します。
表現力や文章力はときに文体と呼ばれます。体も骨があってのことなので、まずそこに着目することが重要だと考えています。
回によっては課題があります。それぞれの内容については、申し込んだ方にお伝えします。
難しい内容ではありませんので、気軽に取り組んでください。
◆講座の概要
・課題は申し込まれた方に後ほどお知らせします。
(決済後課題が記載されたPDFファイルをダウンロードできます。受講前に取り組んで下さい。)
決済完了後、お客様のご都合によってキャンセルされた場合、返金対応はいたしかねます。あらかじめご了承ください。
第1回「アングルとポジション:私は何をどこからどう見ているのか?」
【講座の内容】
課題をもとに文章を書く上での「アングル(観点)とポジション(寄りと引き)」について体得していきます。
第2回「記憶と声」
【講座の内容】
課題に基づいたエピソードを相手に即興で語る。冗長に隅々まで語る。感じていることをとにかく言葉にする。思い出したことを次々に口にする。
文字に置き換える前の言葉のニュアンスをきちんと感じることで、文字に託しきれない情感や思いを自身がどれほど感じているかを改めて把握する。思考以前に自分の内面に広がりがあることを体験する。
第3回「骨子と肉付け」
【講座の内容】
課題で書いた文章をもとに以下のことを考えていく。
・書いた内容の視点がどこにあるかを探る。その視点をもたらす自身の価値観、信条、信念について明らかにする。
・自分にとって当たり前の観点を異なるポジションから捉えたとき、自身の感覚や感情、振る舞いがどう見えてくるかを考察する。
・そのときに明らかになった異なり、ズレに注目する。それを言葉にする。的確に言葉に置き換えるだけでなく、「~のように感じる」といった曖昧な表現でもいい。
第4回「同じことと異なること」
【講座の内容】
課題で書いた文章をもとに以下のことを考えていく。
・最初に書いたものと後で書いたものをつきあわせ、違いについて考察する。
・深まったものは何がもたらしたかに注視する。
第5回「音」
【講座の内容】
これまでに書いたものを音の響きから捉え直してみる。意味に注目するだけではなく、音が運んでくる言葉を文字にする。
そういう感性や感覚と呼ばれるものがその人の文法の筋道を作り出すのであれば、言葉の通り道を明らかにする必要がある。
◆講師プロフィール
尹雄大(ユン・ウンデ)
神戸市生まれ。大学卒業後、テレビ制作会社勤務を経てライターに。政治家や芸能人、アウトロー、識者など1500人近くを取材。2018年以降はインタビューセッションと題して、一般の方のインタビューを行っている。主な著書に『聞くこと、話すこと』(大和書房5月発売予定)、『つながり過ぎないでいい』『さよなら、男社会』(共に亜紀書房)、『異聞風土記』(晶文社)など。公式サイト https://nonsavoir.com/