※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。 ご一読いただきご覧ください。 下記に開催された対談のアーカイブです。 これからの教育実践ゼミ-　　ゲスト　丸本仁さん 12月17日（土）19:00-21:00 ご都合のつかない際はオンデマンドで視聴ができます。 ※オンデマンドで視聴する際も事前登録が必要です。 武術研究者甲野善紀先生をホストに､ これからの教育について考察するゼミ。 対談にあてて甲野先生からメッセージを頂いています。 COVID-19と呼ばれるウイルスによる感染症対策が始まって、やがて満３年になろうとしています。この間に生まれ、マスクだらけの大人の顔の中で育った幼児が言葉を発し、子どもとしての子どもらしい行動を始めるのは、もうそろそろ。そうなった時に、今までの子ども達とは違う知力や共感力の未発達が発現し始めても、おそらく誰も責任をとらないでしょうし、とりようもありません。 もちろん、その影響がより少ないことを願いますが、今回の感染騒動で露わになったことは、どれほど有名な大学を卒業していようと、今までエリートとみなされていた職業に就いていようと、ある未曾有の事態が起こった時、「これはどういう事なのか、この事態に対して行政が発する対応策は果たして理に合ったものなのか」という大人なら当然身につけていなければならない思考の基盤を驚くほど多くの人達が持っていなかったという事だと思います。 まあ、そこには昔から宗教に対して持っていた信仰心が現代医学に置き換わったという要素も入っているのかもしれません。ですが、現代医学の医師、研究者の間でも今回の感染対策に対する問題提起は少なからずあり、しかも現状を率直に見れば、そうした現在の感染対策の問題を指摘している専門家の危惧の方が明らかに説得力があります。 例えば先日あった国会議員の勉強会に招かれた福島雅典・京都大学名誉教授が、厚労省の関係者に向かって「ほとんどの人がブレークスルー感染ですよ。今はワクチン打ってない人が罹っているんじゃない。ワクチン打った人がうつし合っている。厚労省から提示されてるデータで全部明らかだから…」と厳しい口調でワクチン接種の即時停止を論じられているのに対し、一様に押し黙って聞いている厚労省関係者の様子は、現在の感染問題の実態を表しているようにしか見えません。 そうした中、このような欺瞞に満ちた大人達の対応に率直に疑問を持ち、その疑問を周囲の雰囲気に合わせて押し込めることなくズンズン突き進んでいった中学生がいました。 その中学生は中学校の何人もの先生方にその疑問をぶつけたものの納得のいく答えを誰からも聞くことができず、ついに中学を辞め『大人たちへの失望』と題した本を刊行し、自らの考えを世に問うています。 この少年の噂は昨年から耳にしていましたが、今年3月渋谷の喫茶店で、その少年のミニ講演会があるというので、是非、この御本人に会って話を聞いてみたいと思い、そこを訪れたところ、顔が合って私が初対面の挨拶をしようと思った時に「お久しぶりです」という思いがけない挨拶が、その少年（いや「少年だった」という方が適切に思えてくる）丸本大仁氏から発せられ、驚きました。聞けば、このCOVID-19の感染が始まりだした2020年の3月に、私が広島で講習会を行なった時、中学一年生だった丸本少年は、その講習会に参加されていたとのこと。そう聞いて記憶を手繰れば、いま目の前にいる人物に似たような少年と言葉を交わした気は朧気にするものの、こ の奇遇には驚きました。 そして、講演を聞き、また個人的にも話をすればするほど、「是非こうした志を持っている、まだ１５歳の人物がいることを広く世の中に知らせたい」と思い（この当時、丸本氏はまだ１５歳で、今年の８月に１６歳を迎えるとの事でしたので）このNOTH主催の「これからの教育実践ゼミ」での対談を依頼したのです。 そして今回ようやくこの丸本大仁氏との「これからの教育実践ゼミ」での対談が実現しました。いまこの時代、社会全体の雰囲気に呑み込まれることなく、シッカリとした自分の意見を持っている１６歳の人物が、どうしてこうした自分の頭でシッカリと考え、それを広く世に問うことを決心したのか、その経緯と丸本氏の育たれた環境を、是非聞いてみたいと思います。 今回は、この「これからの教育実践ゼミ」に最もふさわしい人物の登場とも言えますので、是非多くの方々に御視聴いただきたいと思います。 ゲストプロフィール 丸本大仁さん 歴史と肉と犬が好きな少年 一社）みんな天才化機構の理事 講演家・著作家