※決済後、ゼミ受講ガイドのPDFファイルがダウンロード出来ます。 記載されているリンクから視聴ください。 ====================================================== 「山伏✖️武術✖️教育」　 これからの教育実践ゼミ-　　ゲスト長谷川智さん 2月22日（火）19:00-21:00(見逃したらオンデマンドで試聴可） ※オンデマンドで視聴する際も事前登録が必要です。 武術研究者甲野善紀先生をホストに､ これからの教育について考察するゼミ。 開催にあてて甲野善紀先生からメッセージをいただいています 長谷川智先生のこと　 ー長谷川智先生と御縁が出来たのは、もう30年以上も前のことである。その時すでに長谷川先生は桐朋学園の中学、高校の体育の教師をされていたが、私の許に来られた理由は、御自身がずっと抱えられていた剣道に対する疑問を明らかにしたいと思われたからのように思えた。なぜかというと、長谷川先生は元々剣道家になろうと筑波大学でもずっと剣道をされ、かなりの実力も身に付けられていたようだが、現代剣道家がしきりに口にする「正しい剣道」という言葉に対して、本当に現代剣道が正しい剣の使い方なのか疑問を拭えず、そのような気持ちのまま剣道家として身を立てると、将来「これでいいのだろうか」と悩むことになるのではないかと考えられ、剣道家への道は断念されたからのようである。 　確かに「現代剣道」は古伝の剣の使い方と全く相容れないところがある。例えば、かの宮本武蔵は、その有名な著作『五輪書』の中で「足の踏み方は爪先を少し浮かし、踵を強く踏むべし」と書いているが、現代剣道では爪先立ちで踵を浮かした足遣いを「正しい」と断じている。この他にも、刀の持ち方など古伝の剣術と現代剣道とでは全く異なるところがいくつもある。ただ、現代の剣道家でそのような点を真剣に思い悩むような人物は、おそらく千人に一人も存在しないのではないかと思う。そうした真摯な求道者としての在り方に私も心を打たれ、長谷川先生とは親しい関係が構築されていった。 　その後、私の技と考え方に共感された長谷川先生からの御縁で桐朋学園でバスケットボール部の指導をされていた金田伸夫先生にも、私の技と術理に関心を持っていただき、そこから進学校として有名だった桐朋高校のバスケットボール部が練習時間も少ないのに、スポーツの盛んな高校に互してインターハイ出場を果たし、世間の注目を集めた。そして、その事からスポーツ界で私に対する関心を持つ人達も生まれたのである。その結果、私が世間的には最も注目されることとなった巨人軍の桑田真澄投手（当時）が二軍経験後、セ・リーグの最小防御率の投手として表彰されるということも起こったのである。 　ただ、長谷川智先生と御縁が出来たことで、私の人生の中で最も特筆すべき事は、現在、心ある人達から日本の将来の希望の星的存在として注目されている、若き独立研究者、森田真生氏を私につないでくださった事である。長谷川先生の存在がなければ、当時中学生だった森田真生氏と私が出会うことはなかったから、森田氏との「この日の学校」もなく、今の森田氏の活躍もなかっただろう。そう考えてみると、人生の巡り合いいうものの不思議さをあらためて思わずにはいられない。ー ゲストプロフィール 長谷川智 山伏（羽黒派古修験道二十度位）、一橋大他非常勤講師、瞑想と滝行の会「湧気行」代表、日本ソマティック心理学協会運営委員。筑波大学大学院修了（スポーツ心理学、剣道）約40年に渡り、ヨーガや瞑想・滝行等、東洋的修行法を実践的に研究、指導している。大学（一橋、上智、筑波）では、東洋の伝統的身心技法を指導し、山梨学院大学iCLA では、修験道実践の授業を担当。 ＜書籍＞ 「ナンバ式骨体操　－身体に優しい古の日本人の動きを修得する」矢野龍彦、長谷川智（光文社） 「ナンバの身体論　－身体が喜ぶ動きを探究する」矢野龍彦、長谷川智他（光文社新書）「ホネナビ　－1日3分で医者いらずの体になる」長谷川智（学研パブリッシング）「ソマティック心理学への招待」日本ソマティック心理学協会・久保隆司編（コスモスライ ブラリー）『第4章　野生のソマティック・エデュケーション　－修験道からの発想－　長谷川智』 「超人化メソッド　修験道　－山伏伝承身心向上術」長谷川智（BABジャパン） ＜DVD＞ 「ホネラブZEX体操」長谷川智監修　(株)パワーハウス　2016 「修験道入門（基礎編）」「修験道入門（実践編）」長谷川智光（長谷川智）監修　 BABジャパン